酔い止めの薬でメニエール病の発作に対処する

メニエール病のめまい・吐き気に酔い止め薬を

メニエール病の発作では、めまいや吐き気などつらい症状に悩まされます。そのような発作に備えて酔い止め薬を常備しておくと、一定の効果があるようです。

 

子どもの頃に乗り物酔いしやすかった人は、学校のバス旅行や家族のドライブの前に酔い止め薬を飲んだ経験があるのではないでしょうか?

 

車酔いなどの予防として使われる酔い止め薬は、左右の内耳の前庭機能の差を縮めることでめまいを軽減し、吐き気などを生じにくくする作用があります。また吐き気や嘔吐を生じさせるヒスタミンという物質が脳から分泌されるのを抑制する抗ヒスタミン薬が配合されています。

 

実は、乗り物酔いの症状とメニエール病の急性期に起きるめまいや吐き気は原理としては似ているところがあるのです。メニエール病の発作で生じるめまいも、三半規管の状態が乗り物で酔う時と似ていますから、発作が出た時に飲むと症状が和らぐ場合があります。

 

それで病院でも、治療薬として利尿剤のイソバイドの他に発作時の頓服として酔い止め薬が処方されます。

 

酔い止め薬の使い方

代表的な酔い止め薬としては、市販でも入手できるトラベルミンがあります。
トラベルミン

 

トラベルミンに配合されている抗ヒスタミン剤が脳内でのヒスタミンの働きをブロックし、「嘔吐中枢」や内耳でのヒスタミンの刺激を軽減することで、むめまいや吐き気を抑えます。

 

またトラベルミンに配合されているジプロフィリンには、内耳の血流を増加させる効果もあり、これもめまいの改善に有効です。

 

 

トラベルミンなどの酔い止め薬には、錠剤タイプの他に水なしで飲める「チュアブルタイプ」や「液体タイプ」もありますから、外出時に携帯しておくとよいでしょう。そして吐き気がひどい場合には、まずは喉に指を入れるなどして全て吐いてしまってから酔い止め薬を服用すると良いでしょう。

 

他にも抗不安薬や睡眠導入剤を処方されているなら、それらを発作時に飲んでからすぐに横になるようにするなら楽になります。ただし、酔い止め薬で発作を抑えるのは、あくまで非常時の措置ですから、きちんと病院の治療を受けることが基本となります。

 

トラベルミンは基本的に副作用は少ないですが、脳に作用して眠気が生じる場合がありますから、自分で車などを運転することは避けたほうが良いでしょう。また他の注意点としては、尿道を収縮させたり、眼圧を上げる作用がありますから、前立腺肥大や緑内障のある人は使用することができません。

 

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